新建築家技術者集団

建築とまちづくり

2011年10月号(No.402)

特集:東日本大震災ー復興への道程と専門家の役割

繰り返し述べられているように、東日本大震災は超広域にわたる極めて複合した災害であり、それが高齢化の進む地方都市・集落を襲ったことが深刻な状況を生み出しており、被災者の生活再建の歩みも遅れています。しかし、仮の生活、仮の住まいを強いられる中から被災した方々の努力は続けられ、国や自治体も徐々に体制をつくりつつあります。
こうして復旧・復興への過程に入ると、そこには新たな矛盾や課題が生まれてきます。復旧・復興の主体はあくまで被災者ですが、その前には大きな壁がたちはだかります。そこで、建築やまちづくりをはじめ他分野の専門家の被災者の立場に立った支援が求められます。
本特集では、復旧・復興に進む段階で現地で生じている問題や、阪神・淡路大震災で残された課題などを明らかにし、専門家が何を支援できるのかを改めて問いたいと思います。
(特集担当編集委員/松木康高+鎌田一夫)
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・魅力的な都市空間の再生を、伝統的なまちの空間構造に学ぶ-4- 奈良(1) /福川裕一
・忙中閑 花鳥風月 /永山孝一
<主張>これからの社会、暮らしのありようをもっと話し合おう /永井 幸
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<特集>東日本大震災ー復興への道程と専門家の役割
・復旧・復興まちづくりのあり方 /塩崎賢明
・蘇れ! 黄金の国! -気仙復興まちづくりへの道標 /佐藤隆雄
・被災地の抱えるジレンマ -コミュニティ分析の危機を乗り越え住民合意を築けるのか /遠州尋美
・石巻市北上町白浜復興住宅 -仮設でない恒久住宅で東北に美しい村をつくる /関谷真一
・仮設の自治会を支援しよう /本多昭一
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<新建のひろば>
-震災復興会議ほか支援活動の記録(2011年9月~10月)
-鈴木浩氏を迎えて、東京支部・千葉支部で震災復興と原発を考える集会が開かれる
・風景へ まちづくりの実践 (30) 上野中央通り全体の完成 /三沢浩
〈表紙写真〉〈特集扉写真〉鎌田一夫

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