新建築家技術者集団

建築とまちづくり

2001年5月号(No.287)

■特集■人々と共有する建築デザイン論

 現代の我が国の建築デザイン(計画・造形)およびその理論は建設者の立場に偏ったものであると言って、そう大きな間違いではない。それが混乱した醜いまちや住環境の悪化の原因となり、使いにくい施設や欠陥の多い住宅を生み出すもととなっている。この問題を改善し、質の高い建築・住宅・まちづくりを進めていくためには、まず、よって立つ理論的展望・根拠をはっきりさせることが出発点になる。今後の質の高い実践を導くことができ、多くの市民や専門家が合意できる高水準で民主的な建築やまちづくりに関する理論の構築の方向性を探りたい。
(特集担当編集委員 竹山清明)

市民と共有する建築論を考える

竹山 清明
様式論のスタイルをめぐって 大島 哲蔵
地域に根ざす建築デザインの方向 三沢  浩
「地域」で建築を構想するデザイン 三井所清典
住み手と造り手の協同による個性の表現 田中 恒子
近代建築と目利き 林   工
■連載
《忙中閑》 愚痴から出発 丸谷 博男
《建築運動史26》 仮称集団の分裂から新建築技術者集団の結成へ 本多 昭一
《主張》 新たなマンションラッシュに思う 久永 雅敏
《世界の集合住宅見聞録14》 旧東ドイツPC工法団地の再生 鎌田 一夫
《歴史・まち並み・見て歩き14》 滋賀県神崎郡五個荘町金堂 木下 龍郎
《ワーク&ワーク新建55》 区画整理事業によるまちづくり 吉田 清明
《面白かった本・気になる本》
西村幸夫『西村幸夫 都市論ノート──景観・まちづくり・都市デザイン』(鹿島出版会)
佐藤嘉一郎・佐藤ひろゆき『土壁・左官の仕事と技術』(学芸出版社)
《ひろば》 東西幹事会報告/建築とまちづくりセミナー21in妙高/連続講演会住まいの原点を問う2001 吉田桂二と考える「日本人らしい生活空間」/「欠陥住宅東北ネット」設立に向けて/01年京都支部企画から

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